「かゆいトコないですか?」と聞かれたら「当ててください」と言いたい

この世のすべてを笑いにかえて生きるタムケンによるブログ。過去の記憶、日々の思い、外国人の妻や障害(ダウン症)を持つ子供たちとの日常について、笑いとユーモアたっぷりのエッセイを中心に書いています。

二万円札と子供ストライキ

コンビニでお金を下ろすと二千円札が出てきた。

久しぶりに見た。いつ以来だっけ。


店で買い物しようと、レジで出すと嫌な顔をされた。

メンドクサイなぁ。と顔から文字が出ていた。
なぜだ。
アンタのところのATMで引き出したのに。

 

そもそも最近は二千円札の出番がない。
これってなんで作られたんだっけ?

二千円札が出た当初は景気を良くしようとした政策だったような。  
新札を出すと景気が上向くから、だったはず。
全国のお札の自動認識に機能を追加するだけでも
かなりのお金が動くからだ。

 

せっかくだから今から二万円なんてものを発行したらどうだろう。

今も景気悪いし。
また自販機や両替機のメーカーが大忙しだ。

 

二万円紙幣のモデルには昔の偉人ではなく、

人気のある芸能人や、アニメキャラを使う。
サンドイッチマンやヒカキン、ジブリ鬼滅の刃キャラなどを起用する。
持ってるだけで嬉しくなる。

 

あるいは子供受けをよくするためにカードゲームっぽくするとか。
遊戯王ポケモンシステムを起用するのだ。
二万円の文字の下に様々な攻撃力や防御力、特殊技を明記して

持ち主どうしでバトルができるようにする。
バトルの腕を上げるため、二万円札欲しさに子供達はお母さんにお小遣いをせびる。
二万円分のお小遣いを稼ぐのは子供にとっては相当な労働だ。
もう毎日お手伝いや勉強をひたすら頑張ることになる。
日本の教育水準は急上昇。家庭内環境改善しまくり。

しかしお札は収集目的なので全然お金を使わない。経済効果なし。
むしろ逆効果か。

 

そう考えると子供の家庭内での人件費って かなり安い気がする。
一ヶ月お手伝いをしてもらえるお金が数百円とか千円とか。
(今の相場は知らないけど)
発展途上国の人件費よりも安いのでは。

安価で、至近距離に、若い労働力がひしめいているとも言える。
これは盲点だった。

(社会的には完全にアウトの発想だけど)

 

子供たちもこれだけ安くで雇われているのに気づいていない。
もし気づいたら大変なことになりそうだ。

 

子供労働組合が地域内で組織され、お父さんのボーナスの前には
組合がPTAや親を相手どってボーナス闘争をしたり。


『お小遣いは月三千円!』
『お使いのお釣りの半分は子供たちのもの!』
『皿洗いは自給二百円!』

 

そんな要求も提示されることだろう。

要求が聞き入れられない場合はストライキも辞さない。
犬の散歩には行かないし、留守番もしないし、 お風呂掃除もやらない。
お父さんとキャッチボールをしないし、お父さんが帰ってきても
「お帰りなさい」と言わない。
お母さんの肩叩きをしないし母の日は無視する。
お年寄りに席を譲らないし敬語を使わない。
学校で先生の言うことを聞かないし 突然キレたりする。

 

なるほど。
今の子供たちはすでにストライキ中なわけだ。

 

あんにょ~ん