「かゆいトコないですか?」と聞かれたら「当ててください」と言いたい

この世のすべてを笑いにかえて生きるタムケンによるブログ。過去の記憶、日々の思い、外国人の妻や障害(ダウン症)を持つ子供たちとの日常について、笑いとユーモアたっぷりのエッセイを中心に書いています。

ホワイトデーとブラックデー

3月14日はホワイトデー。

そもそもなぜホワイトなのか。

ホワイトチョコレートが白いからそう言うのだろうがバレンタインデーは黒いチョコを渡す割にはブラックデーとは言わない。


元々バレンタインデーにチョコレートを渡す風習なんて日本だけの習慣だ。

とあるチョコレート会社がそういう企画をしてバレンタインデーに女性からチョコレートを渡す習慣が日本に浸透した。

今では年間のチョコレートの売上の1/3が

バレンタインデー関連に偏っている。

これに味を占めたチョコレート会社。

女性からだけでなく、男性からのお返しをする日を設定したのではないか。

会議はこんな感じ。


「名前どうしようか?バレンタインの対義語って何?」

「セイント・バレンタインは聖なるバレンタインだからエビル・バレンタインでいいんでない?」

「悪のバレンタインなんて縁起わり〜って」

「じゃあ何にするよ?」

「う〜ん」

「普通はチョコって黒いから、ホワイトチョコを贈る日って意味でホワイトデーにしようよ」

「あ、それいいね。それで決定」

「ちなみにお礼は三倍返しで(ある女性)」

「ちょっと待て!(男性一同)」

 

かなり会議は難航したことだろう。

 

ちなみにお隣の韓国には本当にブラックデーと呼ばれる日もある。これは4月14日のイベントで、バレンタインデーやホワイトデーで想いを告げる人、告げてもらえる人がいなかった独身の人が、韓国の国民食でもある真っ黒い麺料理、ジャジャン麺をみんなで食べるというもの。

ジャジャン麺は日本には無い料理なので表現が難しいが、味噌とビーフシチューの中間のようなクセのないソースを絡めた汁なし麺料理。韓国人はみんな好きなので、日本で言うカレーライスくらい馴染みのあるポジション。

 

誰もが好きなメニューをみんなで食べれば、独り身でもきっと寂しくないはず。

機会があればご賞味あれ。