日本の公衆電話の場合、お金を入れなくても110番(警察)と 119番(救急車、消防車)には電話できる。
まず非常ボタンを押して、番号を押せばつながる。
韓国でもそれは同じ。
ただし緊急電話番号は2つではなく、日本では考えられないような用途で使う番号がある。
それは113番。
帽子のマークが書いてあって、横に113番と書いてある。 韓国に行ったとき、公衆電話に書いてあるこの番号よく分からなかったので仕事で、一緒にいた奥さん(タルギ)に訊いてみた。
「この帽子のマークと113番って何?」
「このマークと番号?北朝鮮のスパイを見つけたときに連絡する番号やね」
ええ!?
本当らしい。
日本にはスパイ密告番号がないんだっけ?という感じだった。
怪しい行動をしている人、つまり北朝鮮のスパイらしき人を 見つけたら、そのボタンを押して113番に連絡するそうな。
北緯38度線のせめぎあいはいまだ続いている。
他にも、韓国の百貨店の駐車場には、若くて綺麗なお姉さんが入り口に待機していることがある。
待機、と言うよりは、踊りを踊っている。
なぜに駐車場の入り口で制服を着たお姉さんが 踊っているのか?
とても不思議だった。
それに踊るだけじゃなく、何だか歌っているような 叫んでいるような状態。
タルギに通訳してもらったところ
「いらっしゃいませ♪」
「本日もお越しいただき誠にありがとうございます♪」
と言っているらしい。
つまり客の呼び込みのために、駐車場の入り口で 制服で踊るお姉さんがいるそうな。
(最近はかなり減っているとのこと)
日本ではありえない。 大丸の駐車場で制服のお姉さんが踊っていたら通報されるんじゃないだろうか。 いや、むしろ人だかりができて大盛りあがりか。
国が違うと駐車場ひとつだって違うのである。