韓国に何度行ってもどうしてもダメなのがポンテギ。ある種の嫌がらせでは??と思うようなあのビジュアル。多分、一生食えないと思う。
でも日本人でも食べられる人は食べられるみたい。韓国でタルギ(嫁さん)と結婚式を挙げた時、お祝いに来てくれた日本の友人たちは、むしろ面白がって屋台のポンテギを食べていた。
韓国では非常にポピュラーなこの食べ物、駄菓子屋の屋台でもよく売っており、とても安くて甘辛いらしく、下校中の子供たちには大人気。
韓国が貧しかった昔はどの家でも蚕を育て、絹糸を作って売って家計の足しにしていた。絹糸を出し終わった蛹は貴重なタンパク源として煮て食べていたそうな。ところが今の子供たちは家で絹糸なんて作らない。蛹は単なる食材として見ているので、後々ポンテギは蚕蛾の幼虫を煮たものだと知ってショックを受けるんだとか。なので脚の生えた虫や蛾が虫で、ポンテギは虫ではないはしい。
「そこいらを這ってる虫を見ると、ポンテギを見た時みたいに美味しそうに見えるの?」
とタルギに聞くと冒頭の返事になるわけです。
タルギに虫を食べても平気なの?ときいたところ
「ポンテギは虫じゃない。オヤツだから大丈夫!」
とのこと。
「いや、ポンテギも虫でしょ。あんなんよう食べるわ。無理。俺は絶対無理」
とは思いながら、日韓問題になるなので沈黙を守るワタシ。