「かゆいトコないですか?」と聞かれたら「当ててください」と言いたい

この世のすべてを笑いにかえて生きるタムケンによるブログ。過去の記憶、日々の思い、外国人の妻や障害(ダウン症)を持つ子供たちとの日常について、笑いとユーモアたっぷりのエッセイを中心に書いています。

授業参観日の香水ブレンド

学校には授業参観日がある。


今までは常に子供としての意識しかなかったけど

ぼちぼち友達も結婚したり子供が出来たりして

親としての意識も考えたりする。

親として子供の学校に行くのはそれなりに気を使うんだろうとか。


場所が学校なだけに妙にドレスアップするわけにはいかない。

(中にはそんなお母さんもいた気がするが)

だからと言って室内着と言うわけにもいかない。

地味にオシャレをしなければならない。

そうするとお母さん達の見せ所は

目に見えない香りになるのではないだろうか。

少し高めの香水を買ったり。

いつもより多めに香水をつけたり。

そして教室はかつてない異臭に見舞われてしまうわけか。

思い返すに、あの異臭は公害だと思う。


地味にオシャレをしなければならない授業参観日。

教室の独特な香りはお母さん達の香水のせい。

でも全国のお母さんが同じ香水をつけるわけではないだろう。

地域や子供の年齢によってその匂いも変わるのではないか。

それを一覧表にまとめてみればそれなりに面白そうだ。


北陸小学校2年生の香り。

大分中学3年生の香り。

東京高校1年生の香り。

色んな流行を分析した一覧表。

流行り廃りを明確にすればそれなりに売れるのではないか。

特に私学のお母さん達を標的にするといいかもしれない。


灘の匂い。

お茶ノ水の匂い。

白陵の匂い。

更には学校単体に飽き足らず、

それぞれをブレンドして売ったりする。


だけど灘のお母さんはそんなもの買わない。

公立のお母さんがついつい買ってしまうのだ。

今日は息子の参観日だから青山学院と一ツ橋のブレンドにしよう、とか。


そして授業参観日にはさらなる異臭が立ち込める。

頑張れ子供達。