「かゆいトコないですか?」と聞かれたら「当ててください」と言いたい

この世のすべてを笑いにかえて生きるタムケンによるブログ。過去の記憶、日々の思い、外国人の妻や障害(ダウン症)を持つ子供たちとの日常について、笑いとユーモアたっぷりのエッセイを中心に書いています。

魂を食べる子供

三男、立星(りゅうせい)が人の魂を食べはじめた。

もうすぐ4歳になるが障害があるので全くしゃべれない。と言うより、どうも耳がよく聞こえていないらしい。
なので彼が何を考えているのか、何を言いたいのかは、はっきりとは分からない。

立星は話せないが意志はぐんぐん発達中。
明らかに何かの意図をもって動いている。
分からないが故にミステリアスな雰囲気をかもし出す。

 

ちょうだい、どうぞ を覚えた彼。
何やらゴミのようなものを取ってどうぞしてくる。
そこまではいい。幼児の他愛もない仕草だが、最近は何も無い地面を、ヒラリと手ですくって渡してくる。渡してくる小さな掌には何もない。

 

何を渡してきたの??

 

ミステリアス。
何やら空恐ろしい動作。
霊的なナニカを渡してきたんでないの?
地縛霊?浮遊霊?
障害を持つ子供には何か大人には分からない世界があるような気がするのは私だけだろうか。
うろたえるパパ、私タムケン。

 

最近はもっとすごい。

ニコニコして、んふふー♪、と言いながら私に近付いてきて、私の胸の辺りをヒラリとすくう。
すくった掌には何もないのだが、じーーっと掌を見つめて、何かを確認。
バクリと食べてモグモグごっくん。
ごちそうさま、と手をあわせる。

 

何を食べたの!?

魂か!?

私の魂を食べてるのか!?

 

どう考えても魂を食べている所作。
まあいいけどね、パパの魂なら。
いくらでもあげるよ。
どのくらいあげられるか知らないけど。

 

先週。
立星の保育園で保護者面談があったので行ってきた。
面談の最中、立星は仕切りに保母さんの胸の辺りをすくっては何かを食べていた。

外でも食べてる!?

魂は外食もできるらしい。

GO to eat  body &soul

 

あんにょ~ん

#ダウン症